風邪を運悪くひいてしまったときに、体の免疫力を高めて、サクッと早く治す方法をご紹介します(^。^)ノ
薬剤師をやっているmayumiです。私って、職業柄かもしれないけど、結構な健康オタクです。
なので、風邪をひいたら一晩でも1日でも早く治したいし、そもそも風邪をひきたくもありません。
10年ぐらい前から、薬やサプリ、食品の知識や私の体験をいかして、風邪を早く治す方法や、風邪をひかない方法を研究というか、自分で試しています。
それでもって、風邪を早く治すノウハウについては、10年以上アップグレードを繰り返しているので、かなり効果ある方法になっています!
私の10年間の風邪との格闘努力がかかっている方法なので、ちょっともったいないような気もしますが、、
風邪やインフルエンザで苦しんでいる人のためにも特別にお教えします^^
風邪薬を飲んでも早く治らない!?
「風邪を早く治す方法」というと、『薬を飲む!でしょ』と思ったかもしれませんが、残念がら「ハズレ」です。
ドラッグストアの薬やお医者さんが処方する薬は、基本的に全部、対処療法の薬です。
つまり、咳(セキ)がでるなら、咳止め。
熱があるなら、解熱薬、
のどが痛いなら抗炎症剤(痛みを鎮める薬)なわけです。
実は、どの薬にも風邪自体を治す成分は、入っていません。
つまり、あなたが通常飲んでいる薬は、咳や熱などのツライ症状を押さえる効果を期待するものなので、風邪自体は自然に治るのを待っているだけなのです。
(ただ、漢方薬の『葛根湯』だけは別。葛根湯は体を温めて、風邪自体を早く治す効果があります)
だから、お医者さんの薬や薬局の薬を飲んでも、症状が軽くはなりますが、風邪自体が早く治るってことはありません。
(薬剤師の私がこんなこと書いていいのかなー、と思いますが、誰でもちょっと調べれば分かる事実だから問題ないですね。。)
風邪をやっつける薬はまだ世の中にありませんので、風邪を早く治すには、体の免疫力を高めるのが今のところ一番です。
風邪を早く治すために免疫を高める3つの方法
風邪を早く治すことを目的に、免疫を高める方法をお話しします。
これらの方法は、「風邪に効く」とか、「免疫を高める」と言われている方法を調べ、色々と自分で実体験しながら、一番効果があるものだけを集めた方法です。
私や私の家族は、風邪をひきかけたとしても、これらの方法を1つ、2つ行えば、風邪をひかないし、もし風邪をひいても1日、2日でほぼ治ってしまいます。
それも、風邪薬を飲まないで治っていますので、効果は明らかにあると思っています。
風邪を良くひく人や、そもそも風邪をひきたくない人は、ぜひ試してみてください。
風邪を早く治すために、私がやっている免疫力を高める方法は、次の3つです!
ビタミンCを多めに飲む
「ビタミンCを多めに飲む」と、ひかえめに書きましたが、風邪の予防や風邪を早く治すためには、一定量以上を飲む必要があります。
私は、風邪予防のために毎日、ビタミンCのサプリメントを1回1,000㎎、朝晩の1日2回飲んでいます。(1日のビタミンC量は2,000㎎)
で、風邪をひいてしまった時には、朝昼晩と、昼の1回増やして、1日3回飲むようにしています。(1日のビタミンC量は3,000㎎)
ちなみに、ビタミンCの一般的な一日最低必要量は100mgとされています。
そんなたくさん飲むと副作用があるのでは? と思われるかもしれませんが、ビタミンCは過剰にとっても、尿として流れ出てしまうので、たまに下痢気味になる人がいるぐらいで、ほとんど副作用はありません。
それよりも、ビタミンCが不足したときは、壊血病になったり、風邪をひきやすくなったり、老化が進むことになってしまいます。
特に、ストレス時や病気になった時にはビタミンCの必要量が増加します。
このことは重要な割には、あまり一般には知られていません。
でも、ちゃんと学術的にも、世界的にも証明されていることです。(ウィキペディアにも書かれています^^)
私は、風邪をひいたときは、1日3,000㎎を飲んでいると書きましたが、飲み方に注意点があります。
ビタミンC 3,000㎎は、一回に全部飲まずに、1日3回、1000㎎ずつ飲むようにしてください。
朝食後1000㎎、昼食後1000㎎、夕食後1000㎎とできるだけ分けるのがポイントです。
そうすれば、ビタミンCの血中濃度が常に高まるので、あなたの体が力強く風邪菌をやっつけてくれますよ(免疫力が高まる)。
ビタミンCの購入場所ですが、ドラックストア等で売っているビタミンCのサプリメントでOK(錠剤でもカプセルでも同じ)です。
「ビタミンCの粉末を買う」という方法もありますが、飲むときに必要な量を量るのが手間だし、溶かす必要もあります。
その点、水さえあれば、外出先でも飲めるビタミンC サプリの方が便利です^^
ちなみに、私は、水なしでもラムネみたいにおいしく食べれるチュアブルタイプの錠剤を食べてます。
子供も喜んで食べるぐらい、甘酸っぱくて美味しいので、自然とビタミンCが摂れる(^。^)ノんです。
体を温める
次に、「体を温める」必要性についてお話します。
風邪というのは、体が冷えるとかかりやすくなります。
寒い冬にコートも着ずに外に長時間いたり、風呂上りに体を冷やしたりすると、風邪ひいてしまったりします。
これはどうしてなのか、知っていますか?
体温が低下すると免疫が低下する
体が冷える(体温が低くなる)と免疫が低下するからです。
体温が低くなると、風邪菌をやっつける免疫細胞の活動がにぶくなるのです。
一般的に、体温が1℃低下すると、免疫力が37%低下してしまうと言われています。
では、次に逆のことを考えてみましょう。
体温が1度上がると免疫が500%も高まる
あなたの体温が36.4度だとして、もし、体温が1度上がれば、免疫能力は何%上がるでしょうか?
答えは、なんと、500~600%(36.4度と37.4度の比較)も上がるのです。
だから、私たちの体は、風邪をひくと、熱が37度とか、38度にあがって、自分の免疫力を高めることにより、風邪菌をやっつけようとするわけです。
なので、自分で体温を上げることができれば、免疫力を500倍に上がるので、悪い菌をやっつけてしまうことができるのです。
じゃあ、どうやって、自分の体温を上げるか?
体温を上げて免疫を高める2つの方法
体温を上げて免疫を高めるにはいくつか方法がありますが、今回は、簡単で効果が高い2つの方法を紹介します。
カイロを背中に貼る!
これだけ。。です。
風邪をひいて寒気がする時などは早めに背中にカイロを貼れば、体温が上がって免疫力が急上昇するので、1日もしないうちに体が元気な状態にもどりますよ。
これは、やっている人はやっている方法なので、やったことが無ければ、一度やってみてください。
効果テキメンですよ。
効果の速さでは、ビタミンCを飲むより、即効性がある方法です^^
葛根湯を飲む
風邪薬の「葛根湯」を飲むことも、免疫を高めて風邪を早く治す方法の一つです。
「葛根湯」は、日本で販売されている風邪薬としては、風邪を根本から治すという点で、唯一、風邪を早く治す効果がある薬です。
ですから、私は初めに「風邪薬を飲んでも風邪が早く治るわけではない」と書きましたが、例外が、この葛根湯です。
葛根湯は、漢方薬の一つで、「体温を上げる」働きがあります。
つまり、体温を上げることによって、体が持っている免疫力を高めて風邪を治すことを狙っているのです。
葛根湯は、カイロのようにソッコーで体温を高めるわけではないのですが、風邪のひき始めや体がゾクゾクするときに飲んで寝れば、体がポカポカ状態で寝ることができます。
朝起きてみると、だいたい風邪は治っていることが多いです。
私の家族は、ここ10年ぐらい、通常の風邪薬は使ったことが無く、飲むとすればこの葛根湯です。
安全性とコスパ的に私が買っているのは、「クラシエ薬品 葛根湯エキス顆粒S」です。
睡眠時間を長くする
免疫を上げるための、最後の一つが、睡眠時間を長くする(寝まくる)こと。
体の免疫を高める方法として、今まで、「ビタミンCを飲む」、「体温を上げる」と二つの方法を紹介してきましたが、もう一つの免疫力を高める方法が、「睡眠時間を長くする」ことです。
「昼寝をしたり、よく寝ている人はあまり風邪をひかない」とか、「仕事が忙しくて睡眠時間が減った時に限って風邪をひいた」という経験があると思います。
この理由は「睡眠時間と免疫力はある程度、比例しているから」。
一般的に、睡眠時間が少ないと免疫が低くなるので風邪をひきやすくなり、たくさん寝ている免疫が高まり風邪をひきにくくなります。
ですから、風邪をひいたときは、早めに寝るのが一番です。
まあ、早めに寝るといっても、眠くなければ寝れないわけですが、私のとっておきの方法をご紹介しておきます。
名付けて、「寝る前のミルクバナナ」です。
寝る前に、ミルクバナナを作って、それを食べて寝ます!
体がポカポカしてきて、すごく眠くなりますので、夕方からでも寝れるぐらいです。
ホントに寝れますから、だまされたと思ってやってみてください。
まとめ
免疫を高めて風邪を早く治す方法を大きく3つ説明してきましたが、1、2個やるだけでも、かなり効果があります。
私は、風邪の予防法も研究、実践しているのでほとんど風邪をひかなくなりましたが、風邪をひいたときもこの方法を実践するだけで、1日ぐらいで治ってしまいます。
簡単だけど、本当に効果がある方法なので、風邪をひいてしまったときや風邪かな?と思った時はすぐにやってみてくださいね。
でも、本当は風邪を引かないようにするのが一番。
そもそも風邪を引かなくする方法があるので、ぜひ、チェックしてみてください。